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ゲームやなんかの好きなものについて語ります。
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蒼ヴァルで、アムレートがグスタフを殺すくだりを見てちょっと改めて思ったことがありました。
いや全然違う作品だし書いてる人だって違うからアレなんだけど、人間の心理として。

アムレート達が復讐の為の戦争を起こしたのは家を焼かれ家族であった他の孤児達も殺され、大切な人を連れていかれてしまった怒りと、全てなかったことにされた絶望からです。
でも戦場で死を見たりすると揺らいだり迷ったりするし、そうするんだって決意してたとしても怒りって別の強い感情に上書きされることもあると思うんですよね。
本当はグスタフを殺すのも迷っていた、殺したのはほとんど挑発に乗った勢いな気がしました。
何が言いたいかっていうと、8年の間目的のために色んなことで手を汚したり犠牲にしてきたり、先輩組やリィン達と出会ってもクロウはリィンの言葉に動揺することはあっても揺らいだり迷ってる様子はなかった。
それって根本の行動の起因になってる事が怒りや怨みではなく、信念と覚悟だからなんじゃないかな、とずっと考えていました。
そもそもクロウの話した過去話からすると、別にお祖父さんはオズボーンに殺されたわけじゃない。
追い詰められて失脚させられ、故郷を奪われた心労がたたって倒れて、失意の内に死んでいったなら結果的にオズボーンに殺されたと言えないこともないですが、クロウ自身がお祖父さんの引退後のことを「楽隠居を決め込んで」って表現してるんですよね。
言葉から受ける印象だと、「もう負けちまったもんはしょうがないし、これ以上足掻きようもないからあとは孫とゆっくり老後を過ごすとするか!」という開き直りのような感じがします。
もちろん悔しくないはずはないし、帝国旗の翻る街並みを見るだに辛かったはず。
でも育てられたクロウに表れてる性格を見ると、それをいつまでもうじうじしてるよりは少なくとも人には明るく振る舞ってみせるような人だったんじゃ、と思うんです。
それに失脚からお祖父さんが亡くなるまで半年経っていて、それだけの間を空けてクロウに怨みが生まれるって違和感を感じるんですよね。
死の間際に恨み言を思わず言ったならあいつのせいでって思うこともあるかもしれないですが、それならそんなようなことを言ってもいいと思うし、最後までジュライの為に尽力し続けた故郷を愛するお祖父さんなら最後まで気にかけるのはジュライの未来なんじゃないかなって。
だったらクロウは何故友達も知人も振り切ってすべて捨ててジュライを出たんだろう?
本人の言動を見てもジュライを出た理由は明言されていません。
お祖父さんは唯一の肉親だった、とは言ってますが、だからそれを奪うきっかけを作ったオズボーンを許せなかった、とは一回も言ってません。
というか何よりお祖父さんを奪ったのは病気であってオズボーンじゃないし。
半年後に体を壊してそこからはあっという間ってことは逆に言えばそれまでは元気だったってことですしね。
本人の言を借りるなら師匠のような存在だったお祖父さんが負けたゲームは弟子が取り返すのが筋ってものって言ってますが、それだけで8年間頑張れる?
いやお祖父さんへの思い入れ次第では頑張れるかもだけど、なんかこう何があっても行動し続ける理由としてはあっさりしてる気がするんですよね…。
少なくとも怒りや恨みはない気がする。これ以上好きにさせてたまるかっていう気持ちはあるかもだけど。
それにお祖父さんは政争に負けて失脚したのであって、そのゲームの負けを取り返すならやることはオズボーンを討つことじゃなく、失脚させることですよね。
実際戦線の作戦は基本的にオズボーンに失点をつけるようなものが多い。
夏至祭とか、ガレリア要塞の占拠とかは革新派やオズボーンの失態を作る為の作戦のようだし。
他の戦線のメンバーや貴族派からしてみれば斃したい相手だったろうけど、クロウからしてみれば殺してはい終わり、じゃ勝ちにならないゲームだと思うんですよね。
だったらじゃあクロウの最終目的って何にあったのかな?って考えると、クロスベルと同じくジュライの独立じゃないかな、と最近は思っています。
オズボーンを倒せば一番の難敵はいなくなるし、もしかするとカイエンとの「契約」は即位の暁にはジュライに自治権を戻すってことだったかもしれない(守ったとは思えないが)。
クロウがⅡでつけてた腕章もずっと気になってるんですよね。
彼以外つけていないモチーフ、あれってなんだろうって思ってたけどもしそういう目的でクロウが動いてたならジュライの国旗って目はないかなぁ、と。
お祖父さんが愛したジュライを取り戻す、そういう目的なら手を汚しても、何を犠牲しても、友を振り切っても行動し続ける理由になるんじゃないかなぁ、なんて…。
まぁ彼は幕間以外でジュライについて触れてないので、何を思ってたのかわからないんですがっていうかそもそもあの過去話だってクロウの抱いてきた感情や想いについてはほぼ触れてないんですよね…。
前半なんかほぼ歴史の授業みたいだし…。
そういうことが納得いってないから、Ⅱで死んでしまったことについても納得がいかないんですよね…。
Ⅲでどういう扱いになるかはわかりませんが、クロウについてもっと知れる時が来るんでしょうか。
そして私は基本嫌な意見を見ちゃうのが嫌で好きなものについて検索しないので、クロウについて別の考えがほぼ確定的で一般的になってたり実はこんなこと皆言ってるよってあっても見逃してください(?
まぁ軌跡はなんだかんだで戦記ものではなくファンタジーなので、ここまで国と国に関するいざこざを入れてはこないと思うんですが…。
長文失礼いたしました。
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