ゲームやなんかの好きなものについて語ります。
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たまには小説の感想でも。
朝松健先生のFaceless Cityを読みました。
朝松先生の作品の登場人物である白凰坊=神野十三郎は私の大好きなキャラクターなので、
この作品を見付けた時は本当に嬉しかった。
といっても長年彼の復活を待ち続けたファンの方々には申し訳ないことに、私は去年ふとクトゥルー関連の作品を読みたくなって、日本の作家さんでどんな方が書かれてるのかな、と検索した時に朝松先生の名前を知ったというかなりのにわかさんです。
その時に逆宇宙ハンターズから読み始め、白凰坊に初登場シーンで一目惚れ(絵じゃないからなんだろう一文字惚れ…いや文字じゃないななんでもいいや)して一気にレイザース、修羅鏡と購入した次第です。
修羅鏡で最後で、もう白凰坊の出てくる物語は読めないのかな、と思ってたんですが、今年に入ってたまたま朝松先生の作品を検索したら出てきたのがFaceless Cityでした。
一も二もなく購入して読ませていただきました!
以下感想、ネタバレしますので未読の方は避けてください。
酒を飲むこと、それとリアさんに当然のように愛情を抱く辺りで、あれ?これ似てるけど白凰坊?と疑問に思っていたのですが…。
というかクライアントとか言う人はお水しか飲まないわ例の抵抗不可催眠(いやしようと思えばできるみたいだけど、これ名前つけてほしいな(?)も使えるみたいだわ、白凰坊ぽいな!?どうなってるんだ!?と思ってたんですが…。
むこうがわから呼んだ別の世界の「俺」と最後に前の闘いでの名を明かしたクライアントが言っていますが、色んなところに色んな白凰坊がいるのかな…。
その内、モノによっては魔王の末裔じゃなかったりするんでしょうか。
それとも単に人を愛することのできるバージョンがあったりするんでしょうか。
というかそもそも神野さんの記憶がなかったり、微妙に作中でも書き変わったりしてるのは夢の世界だったからGOGさんが色々いじくってたせいなのか、クライアントがなんかしてたのか…?
なんとなくまだ謎が解け切ってない感じがするんですが、私の無知による理解の及ばなさでわかってないだけなのか、今後発売してくださる予定のSideBで明かされることなのか…………こんなんばっかか私は!
まぁいいや、うん、SideBってことは多分別視点から今回の話が描かれるんだろうと思っているのでもちろんそれも楽しみです。
白凰坊についてばっかりですが、魔術的なギミックはさすがですし、勉強になります。
それにやっぱり魔術や妖術の使い方、魅せ方がかっこいい。
ランキーさんの火魔術も絵的にもかっこよくて派手ですが、やっぱり白凰坊の修羅偏在やら劫火召喚やらはほんとかっこいい。
劫火召喚は大技なのに使用前がいつもすごく静かなのがかっこいいと思うのです。
すっと手をかざして、そこから術名を静かに唱えた瞬間にぶわ!と高熱の炎が吹きだす感じ。
その緩急がかっこいい。
でもやっぱり一番は今回最大人数を誇った(?)と思われる修羅遍在ですね。
大技ではないし、制限もあるし、喉も乾いちゃう(?)けどこれをうまく使って状況を有利に進めるっていう戦術性の高さがかなりの魅力。
神野さん自身の身体能力も高いので、人数をどう増やし、どこに出現させるかで下手に大技使うより効果的に敵を落とせる、というのがすごく魅力的な術だと思うのです。
制限があるっていうのも逆にいいんですよ。
デメリットのない術って魅力半減しますから。
それとこれ、使うと大概の敵がびっくりしてくれるのもいいですよね。
精神的な優位性も生まれる、風上を取れる感じ。
修羅遍在でひとブログかきそうなのでちょっとこの辺にします。
ちょっと思ったのが、やっぱり頭に「苦止縷得宗妖術」と前につかないと物足りないな。
ひと昔前の古臭い風景、その中を闊歩する魔物、化け物たち、という風景も好きです。
日本の風景でも伝奇やらホラーやらミステリやらは戦前くらいの科学が手を伸ばし始めた、一層闇の深いような頃の情景がすごく合うと思うんですが、アメリカもそんな気がします。
誰が人で誰が化け物かわからない、狂気と紙一重の世界観というのは絵的にも素敵だと思うんです。
そんな中残されたキーワードや遺物から謎を解き明かしていく…。
まぁ博士を殺した犯人はクライアントの部屋が爆発してた辺りでわかってしまうのでアレなんですが、魔術に対する専門知識を持ってる人が常人にはわからないわずかなキーワードから読み解く、というのが私は大好きなんですよね。
私自身が知識が浅いので、おおまかな見た目を聞いた瞬間にモンスターの名前を閃くTRPGのベテランさんとかすごく憧れます。
こんなアホみたいな感想書くのどうなんだろうと思わなくもないですが…クトゥルーや魔術大系に詳しい方がギミックに感心するような読み方だけじゃなく、単に読み物として面白かった、わくわくした、このキャラクターかっこいい!って思う読み方もいいじゃないですか。
なんの言い訳かな。
それにしてもあの催眠は「自分」にも効くんですね…。
ちょっと思ったけど、修羅遍在で現れた分身には効くのかな…。
いやそんなことする意味まったくないし状況も思い浮かばないからいいんだけど…。
それと修羅鏡からFaceless Cityを続けて読んだので余計に思うんですが、同じシリーズでもその舞台となっている状況、国、世界観に合わせて言いまわしを変えているのがすごいなぁ、と。
いや当たり前のことなのかもしれないですが、なんとなく同じシリーズだったりすると同じ作家さんであれば細かい言いまわしはそのままだったりするんですよね。
特に同じキャラが活躍してると。
でも神野さんのセリフにしても、戦国時代に現れた時とアーカムに現れた時では細かい言い回しが違っていたりするのがより世界観を深く表している気がして、何より順応して話ぶりをかえる神野さんが色んな世界で暗躍するヒーローぽくてかっこいいな、と。
なんて魅力的なキャラクターなんでしょうね、ほんと。
最後の最後で、修羅鏡までの白凰坊はやっぱりクライアントだった、と明かされますが、SideBはそちら側視点だったりするんでしょうか?
楽しみです。
それに、もっともっと色んなシチュエーションに現れてはひっかきまわす白凰坊がもっと見られたらなぁ、と思うのです。
私が面白いと思って読み始めた作家さんは何故か急に書かなくなって本が出なくなるという変な呪いがかかっているので、朝松先生はそこに当たらず新しい作品が読めたらな、と思っております。
ただ一つ言いたいのは、誤字多すぎぃ!
たまに大事なシーンでがっくり来るような誤字もあるので、直ったらいいな…w
朝松健先生のFaceless Cityを読みました。
朝松先生の作品の登場人物である白凰坊=神野十三郎は私の大好きなキャラクターなので、
この作品を見付けた時は本当に嬉しかった。
といっても長年彼の復活を待ち続けたファンの方々には申し訳ないことに、私は去年ふとクトゥルー関連の作品を読みたくなって、日本の作家さんでどんな方が書かれてるのかな、と検索した時に朝松先生の名前を知ったというかなりのにわかさんです。
その時に逆宇宙ハンターズから読み始め、白凰坊に初登場シーンで一目惚れ(絵じゃないからなんだろう一文字惚れ…いや文字じゃないななんでもいいや)して一気にレイザース、修羅鏡と購入した次第です。
修羅鏡で最後で、もう白凰坊の出てくる物語は読めないのかな、と思ってたんですが、今年に入ってたまたま朝松先生の作品を検索したら出てきたのがFaceless Cityでした。
一も二もなく購入して読ませていただきました!
以下感想、ネタバレしますので未読の方は避けてください。
酒を飲むこと、それとリアさんに当然のように愛情を抱く辺りで、あれ?これ似てるけど白凰坊?と疑問に思っていたのですが…。
というかクライアントとか言う人はお水しか飲まないわ例の抵抗不可催眠(いやしようと思えばできるみたいだけど、これ名前つけてほしいな(?)も使えるみたいだわ、白凰坊ぽいな!?どうなってるんだ!?と思ってたんですが…。
むこうがわから呼んだ別の世界の「俺」と最後に前の闘いでの名を明かしたクライアントが言っていますが、色んなところに色んな白凰坊がいるのかな…。
その内、モノによっては魔王の末裔じゃなかったりするんでしょうか。
それとも単に人を愛することのできるバージョンがあったりするんでしょうか。
というかそもそも神野さんの記憶がなかったり、微妙に作中でも書き変わったりしてるのは夢の世界だったからGOGさんが色々いじくってたせいなのか、クライアントがなんかしてたのか…?
なんとなくまだ謎が解け切ってない感じがするんですが、私の無知による理解の及ばなさでわかってないだけなのか、今後発売してくださる予定のSideBで明かされることなのか…………こんなんばっかか私は!
まぁいいや、うん、SideBってことは多分別視点から今回の話が描かれるんだろうと思っているのでもちろんそれも楽しみです。
白凰坊についてばっかりですが、魔術的なギミックはさすがですし、勉強になります。
それにやっぱり魔術や妖術の使い方、魅せ方がかっこいい。
ランキーさんの火魔術も絵的にもかっこよくて派手ですが、やっぱり白凰坊の修羅偏在やら劫火召喚やらはほんとかっこいい。
劫火召喚は大技なのに使用前がいつもすごく静かなのがかっこいいと思うのです。
すっと手をかざして、そこから術名を静かに唱えた瞬間にぶわ!と高熱の炎が吹きだす感じ。
その緩急がかっこいい。
でもやっぱり一番は今回最大人数を誇った(?)と思われる修羅遍在ですね。
大技ではないし、制限もあるし、喉も乾いちゃう(?)けどこれをうまく使って状況を有利に進めるっていう戦術性の高さがかなりの魅力。
神野さん自身の身体能力も高いので、人数をどう増やし、どこに出現させるかで下手に大技使うより効果的に敵を落とせる、というのがすごく魅力的な術だと思うのです。
制限があるっていうのも逆にいいんですよ。
デメリットのない術って魅力半減しますから。
それとこれ、使うと大概の敵がびっくりしてくれるのもいいですよね。
精神的な優位性も生まれる、風上を取れる感じ。
修羅遍在でひとブログかきそうなのでちょっとこの辺にします。
ちょっと思ったのが、やっぱり頭に「苦止縷得宗妖術」と前につかないと物足りないな。
ひと昔前の古臭い風景、その中を闊歩する魔物、化け物たち、という風景も好きです。
日本の風景でも伝奇やらホラーやらミステリやらは戦前くらいの科学が手を伸ばし始めた、一層闇の深いような頃の情景がすごく合うと思うんですが、アメリカもそんな気がします。
誰が人で誰が化け物かわからない、狂気と紙一重の世界観というのは絵的にも素敵だと思うんです。
そんな中残されたキーワードや遺物から謎を解き明かしていく…。
まぁ博士を殺した犯人はクライアントの部屋が爆発してた辺りでわかってしまうのでアレなんですが、魔術に対する専門知識を持ってる人が常人にはわからないわずかなキーワードから読み解く、というのが私は大好きなんですよね。
私自身が知識が浅いので、おおまかな見た目を聞いた瞬間にモンスターの名前を閃くTRPGのベテランさんとかすごく憧れます。
こんなアホみたいな感想書くのどうなんだろうと思わなくもないですが…クトゥルーや魔術大系に詳しい方がギミックに感心するような読み方だけじゃなく、単に読み物として面白かった、わくわくした、このキャラクターかっこいい!って思う読み方もいいじゃないですか。
なんの言い訳かな。
それにしてもあの催眠は「自分」にも効くんですね…。
ちょっと思ったけど、修羅遍在で現れた分身には効くのかな…。
いやそんなことする意味まったくないし状況も思い浮かばないからいいんだけど…。
それと修羅鏡からFaceless Cityを続けて読んだので余計に思うんですが、同じシリーズでもその舞台となっている状況、国、世界観に合わせて言いまわしを変えているのがすごいなぁ、と。
いや当たり前のことなのかもしれないですが、なんとなく同じシリーズだったりすると同じ作家さんであれば細かい言いまわしはそのままだったりするんですよね。
特に同じキャラが活躍してると。
でも神野さんのセリフにしても、戦国時代に現れた時とアーカムに現れた時では細かい言い回しが違っていたりするのがより世界観を深く表している気がして、何より順応して話ぶりをかえる神野さんが色んな世界で暗躍するヒーローぽくてかっこいいな、と。
なんて魅力的なキャラクターなんでしょうね、ほんと。
最後の最後で、修羅鏡までの白凰坊はやっぱりクライアントだった、と明かされますが、SideBはそちら側視点だったりするんでしょうか?
楽しみです。
それに、もっともっと色んなシチュエーションに現れてはひっかきまわす白凰坊がもっと見られたらなぁ、と思うのです。
私が面白いと思って読み始めた作家さんは何故か急に書かなくなって本が出なくなるという変な呪いがかかっているので、朝松先生はそこに当たらず新しい作品が読めたらな、と思っております。
ただ一つ言いたいのは、誤字多すぎぃ!
たまに大事なシーンでがっくり来るような誤字もあるので、直ったらいいな…w
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